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COLUMN

【僕と香り】
#01香水会社で働く僕と香りの出会い

2017.07.23

Scentpedia編集部

初めまして、僕は22歳の男性です。静岡で生まれ育ち、そんな理由からか、趣味は山登り。幼い頃からの香りへの興味がやまず、専門学校で香料についてを学びました。まだまだ香りの業界に足を踏み入れて、そう長くはありませんが、香りの魅力に引き込まれて、ここまで過ごしてきました。どうして香りの業界に?と聞かれることもたくさんあるので、今日はまず、きっかけからお話したいと思います。

最初に香りに興味を持ち始めたのは、小学生の頃。秋に入ると、自宅の庭には金木犀が咲いて、家の中、自分の部屋にまで金木犀の香りが漂うのでした。それが毎年の秋の楽しみで、いつもワクワクしていたのを覚えています。

金木犀の香りって、懐かしさや、温かみを感じることができませんか?僕の出身地では、家の庭や通学路に金木犀がたくさん咲いていて、金木犀の香りを嗅ぐと、今でも瞬時に幼い頃の記憶が呼び起こされて、懐かしさを感じるものです。そして、誰とでもその香りを共有できて、春の訪れには桜が咲き誇るように、秋には金木犀の香りが存在感を放ちますよね。

ある時には、金木犀の香りが好きすぎるあまり、一節から花びらを袋に集めて、大切に保管していたこともありました。まだ「香水」には出会っていない小学生の僕が、香りに興味をもった頃の思い出です。香りによって、呼び起こされる記憶や感情、香りが魅せる力を、幼いながらも感じていたのかもしれません。香りは脳の海馬という記憶を司るところを刺激するので、いち早くその光景や感情をフラッシュバックさせることができるのです。不思議な感覚になりますが、とても魅力的なツールだと感じています。

勉強してわかったことなのですが、親近感の湧く香りというのは、共通の香りが主成分として香っていることが多く、金木犀の場合は、いちごと同じ香りの成分が含まれているのです。

香りについておもしろいと感じたこと、気になったこと、皆さんにも魅力や、香りのおもしろさが伝わるようにお話していけたらと思っています。

どうぞお付き合いください。

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