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COLUMN

エキゾチックな魅力を巧みに広げる「マンゴー」の正体

2023.08.04

Scentpedia編集部

熱帯のフルーツで有名な「マンゴー」。
マンゴーは優雅に輝きながら数々の香りを飾り、エキゾチックな魅力を巧みに広げ、トレンドを作り出す存在です。

その香りは、桃のように甘くエキゾチックなパイナップル、緑っぽさのあるニュアンスやテルペン(主に植物に見られる天然の揮発性化合物で、芳香や香りの主成分として重要でフルーツや花など様々な植物で見られ、香水やアロマテラピーなどで使用されている)のニュアンスと共に、世界中で人気のある、美味しくフルーティーな黄橙色のトロピカルな夏の香りの代表となっています。

皆さんは、マンゴーを取り入れた香水を持っていますか?

マンゴーの香りは、夏らしいスタイルやカジュアルさ、甘い香りを強調したいときに、香水に使用することが多いです。
また、他のトロピカルフルーツとの相性も良く、香り豊かな夏のカクテルのイメージとしても活用されます。過去にお話しした「グルメノート」の記事で、嗅覚と味覚のつながりについて詳しく載せているので、ご参照ください。
マンゴーの香りは、桃やオレンジ、シトラスや甘い白い花などとの相性も抜群で、カジュアルさと楽観性を表現してくれます。

マンゴーは、軽い夏の調香とは異なり、時には全く違う香りを演出することがあります。
例えば、トロピカルでフルーティーな香り、りんごを煮たような香りや缶詰の桃、アプリコット、パイナップル、テルペンや樹脂のようなニュアンス、緑、キャラメル、はたまたキュウリのような、様々な香りを感じられるのも特徴的です。

私は、マンゴーは繊細でジューシーな果物(特に桃やアプリコット、メロン、パッションフルーツ)、明るいグリーン、キャラメルやハチミツ、温かい樹脂のようなグルマンな香りとの相性が良いと思います。
そしてマンゴーの香りに合う花を選ぶなら、イランイラン、ステファノティス、オスマンサス、フランジパニ、ティアレとの相性が良いと思います。

前述のように、マンゴーは色々な香りを演出するので、併せ方により数多くの楽しみ方が生まれる香りです。
特に今のような暑い季節に、マンゴーのような南国のトロピカルな香りを身に纏い、普段とは少し違う雰囲気を演出するのも面白く、そして素敵な香水の楽しみ方だと思います。

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