今回のコラムでは、興味深い記事があったのでFragranticaからご紹介いたします。
1年の中で私が一番好きなのは、12 月。
家や街はキラキラと光り輝く装飾を施され、まるで全世界が輝いているように見えます。
この1年で起こった嫌な出来事を振り返り、すべてを新しくより良いものにできるという、希望を感じられるシーズンがやってきましたね。
この感情や、街並み、装飾の光とともに、お祝いの準備も行われます。
新年に向けてのエネルギーを伝えられるふさわしい色で、エレガントな服を探すのと同時に、服装を引き立てて仕上げる「香り」も探しています。
ブラジルの12月は、果樹園の果樹が色づき、熟して収穫を待つ月でもあり、食卓には豊かな味や、バラエティに富んだ食材がたくさん並びます。
これらが、母がいつも言っていた「お祝いの香り」を作り出していました。
母がパーティーに似合う香りと言っていた、2つの香水があります。
クリスマスなどのお祝いの日の香りとの結びつきや、母の香水に込めた想いを理解するまでに数年かかりましたが、その香りの一部が、他の香りより明るい印象を持つことは事実で、パーティー用の香水を、個人的かつ抽象的な方法で決めるポイントにもなりました。
シャンパンを想像させる香りや、明るい雰囲気が漂う白い花の香り。そして、複雑な組み合わせで生み出された、明るくて心地の良い香りの香水にも、私は惹かれます。
この記事で、「お祝いの香り」に対する私の想像を、より明確に説明するために、私がパーティーでいつも身に纏う香水をいくつか選び、ご紹介いたします。
CHANEL(シャネル)のChance Eau de Parfum(チャンス オード パルファム)。
ミニマルなピラミッド型のボトルが特徴的で、湧き出る喜びや、明るく輝きを放ち、シャンパンのグラスを連想させます。
スパイシーでわずかに柑橘系のピンクペッパーコーンのトップノートが、ジャスミンとアイリスの心地よいボディへと続き、この花々がパウダリーなニュアンスを持ち、香りに洗練されたタッチを加えます。
ムスク、パチョリ、バニラで構成されたベースは、重くならず肌に香りを残し、これらすべての香りが、この香水を華やかで明るいものにしています。
Estee Lauder(エスティ ローダー)のYouth-Dew(ユースデュー)。
これは、私が好きなクラシックな香りの 1 つです。
この香水はとても濃厚なので、南国に住む多くの人々の年末の「お祝いの香り」には選ばれないという事を理解していますが、私は大好きです。
スパイス、シナモン、クローブ、お香、樹脂などが創り出す香りは、肌を明るくドレスアップし、コカ・コーラ、バラ、フランクフラワーのタッチが絶妙でとてもシックな印象を残します。
Youth-Dewのボトルにはリボンがついていて、休日に使用するような特別感を感じますが、とても濃厚な香りなので、スプレーの回数には少し注意が必要です。
Mancera(マンセラ)のAoud Exclusif (アウド・エクスクルーシフ)。
私はいつもメンズ商品の中で、豊かで深みのある印象的な香りを探しています。
私にとって、ウードと言えば年越しのパーティーを想像する香りです。
濃厚で苦く、樹脂のような香りは、オーブンでゆっくりと焼かれ、濃厚なソースをかけた料理の豊かさのある香りを思い出させます。
Tom Ford(トム フォード)のEau de Soleil Blanc(オード ソレイユ ブラン)。
これは、私が12月から夏までの間ずっとつけていたい香水です。
このオードトワレバージョンは、純粋な白さを感じ、とても繊細で華やかな印象を与えてくれます。
豊富なフルーティーな香りと花々が、身に着けるたびに明るく、心地よく、包み込むような雰囲気を作り出します。
この香りは気取ったものではなく、贅沢さと洗練さのタッチで、平和と静けさを伝えてくれるので、特に大晦日のパーティーで身につけるのが好きです。
以上の4つの香水が、私が選ぶお祝いの日やパーティーで身に纏う香水です。
皆様にとって、パーティーに華やかな香りを添える素晴らしい香水はありますか?