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COLUMN

香りを知るN°6
正直わからない、オリエンタルな香りって?

2017.08.01

Scentpedia編集部
オリエンタルな香りって?

香水を知っていくと、「オリエンタルな香り」という表現に出会うことが多くあると思いますが、オリエンタルな香り・フレグランスと言われても、東洋のイメージを持つまでで実際にどのような香りがするのかわからない方は多いのではないでしょうか。

今回はそんな方たちの為に、まずオリエンタルとはどこの地方のことを言うのか、どんな香りを「オリエンタル」と表現するのかについてお話したいと思います。

オリエンタルノートの構成

まず、オリエンタルという言葉はヨーロッパからみた東の国々「オリエント地方」を指していて、具体的にはエジプトを中心とする地方 アラブやトルコなどが含まれます。そのミステリアスなオリエント地方のイメージを香りで表現したものがオリエンタル調と呼ばれるものになります。

寺院のお香の材料としても重宝され、ウッドの香りの中でも甘く優しいサンダルウッド(ビャクダン)の樹木や、バルサムなどの樹脂、オリエンタル調に欠かせないバニラ、アンバーの香りを中心に組み立てられ、温かみのあるエキゾチックな印象を与えます。

シナモンやクローブ、ナツメグなどのホットなスパイスとも相性が良く、動物性香料の中でも代表的なムスクやアンバーでセンシュアルな要素を足したり、バニラや桜餅の香りの正体であるクマリンで甘さを強めたり、フレグランスによって組み合わせは様々です。没薬(ミルラ)の甘くウッディーでスモーキーな香りを組み合わせると、クラシカルな香りにもなります。

試してみたい、オリエンタルノートの香水

オリエンタルな香りは、セクシーかつ情熱的で、日中よりも、ドレスアップしたナイトシーンの個性を放ちたい時なんかにはぴったりです。

香水としては、ヨーロッパでも人気の高い、ゲランの、少しスパイスが効いたセミオリエンタル アロマティックの香り「ジッキー」、パウダリーでセンシュアルなオリエンタルノート「シャリマー」、オリエンタル フローラル ウッディの香り「サムサラ」などが有名です。

フローラルや、フルーティなライトな香りからシフトチェンジしたい、気分を変えて、セクシーな香りに挑戦したい。と考えている方は、是非お試しください。違った香りを試すことは、新たな自分を発見できるきっかけになるのではないでしょうか。

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