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COLUMN

香りを知るN°7
ルームディフューザーの選び方

2017.08.09

Scentpedia編集部

「香りを選びにいくと、たくさん嗅ぎすぎてわからなくなってしまう!」といった声をよく頂くのですが、そんな方のために今回は、ルームディフューザーの選び方、コツをご紹介します。お部屋の香りって、香水とは違い、香りを日によって気分で変えられるようなものではないのでより一層悩みますが、まず大きなポイントを踏まえて考えていきましょう。

「人のための香り」なのか「自分のための香り」なのか

来客者が多く、できるだけ人にリラックスしてもらえるようなお部屋を目指す方と、人を家に呼ぶことは少ないから、家に帰ってきたときの安心感や、自分への癒しを求めたい!という方では香りの選び方は変わってくるかと思います。

前者の方は、日本の市場の中でも需要があるとされている、シトラス・フルーティ・フローラル・グリーンがメインになった、ナチュラルでシンプルな香りを選ぶのが良いでしょう。自然でよく触れるものは、多くの人にとって違和感が無く、安心されやすい香りです。

後者の方は、自分の好みの香調をよく知った上で、実際にお店にいく必要があります。落ち着いた、温かみのある香りがいいなと感じていたら、ウッドやムスクの香りがするもの、少し個性的なクセのある香りを試したいという方は、ナツメグやクローブ、カルダモンなどのスパイスが効いたものもいいでしょう。

(香調についての参考記事:http://scentpedia.co.jp/column/detail/144
香りを選ぶ際に気をつけること

香りを決める際に、気を付けたいのは、「どこに置くか」です。

寝室であればリラックス効果の高いベルガモットなどの柑橘や、サンダルウッドやラベンダーを使った柔らかい香りで、眠りを誘いやすいものがいいですね。寝室というのは、気がつかないかもしれませんが、体臭がこもる場所です。配慮して、出来る限り落ち着いた香りがいいでしょう。

仕事で使うようなお部屋や、オフィスなどでは、ハーブの効果を借りて、ぐっと集中力をあげるのも良いでしょう。ペパーミントや、バジル、ローズマリーなどを含んだルームディフューザーを探してみてはいかがでしょうか。仕事や勉強する場所の香りを決めておくと、自分がその香りを嗅ぐことで、仕事モードに持って行き易くなるという効果も得られるかもしれません。

このように目的や、シーンを考えていけば、より香り選びはスムーズになると思います。心地のいい香りを見つけて、より一層生活を華やかに演出してみてはいかがでしょうか。

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