普段から色々なブランド、系統の香水を試してつける私ですが、周りの人から「いい香り」と言われる香水がいくつかあります。

その中でも「シンプルでいい香り」の香水と「いい香りでモテる」香水とに分かれてしまいます。 そこで今回は私が普段使っている香水の中でも使用頻度が高く、更に自他共に評価の高い香りを、私の体験談から「普通にいい香り」と「モテるいい香り」に分類し、その違いを探してみようと思います。

■ CHANEL 「N°5 L'eau」

[Notes]
Top: レモン、ネロリ、オレンジ、マンダリン、アルデヒド
Middle: ローズ、ジャスミン、イランイラン
Base: サンダルウッド、シダー、ホワイトムスク、バニラ

朝仕事に行く前につけることが多く、私の持っている香水の中ではフレッシュなタイプです。香りはさすがのCHANEL。贅沢な構成で、高級感があります。

元祖N°5に比べると印象はやわらかく、つけて行く場所を選ばないところが魅力。しかしこの香水をつけていて、香りについて突っ込まれることがないので、少し残念・・
私にとっては、自分を高められる香り（キャリアウーマンになった気分を味わえる）で、寝ぼけている頭を起こして、シャキッとさせてくれるものです。

■　BYREDO 「BLANCHE」

[Notes]
Top: アルデヒド、ピンクペッパー、ホワイトローズ
Middle: ネロリ、ピオニー、バイオレット
Base: ウッドブロンド、ムスク、サンダルウッド


休日につけることが多い香水。家でゆっくり過ごす時につけたり、一人で出歩く時や、友人の家でゆっくり過ごす時などに使っています。清潔感があって、リラックスできる香り。時間が経って肌に馴染むと温かく心地よい香り。でも外でつけていると、香りが消えるのが少し早い印象。

BYREDOを知っている人からは好評な香りだが、大抵の男性からは特にこれといって反応はない。お風呂あがりの上気した肌につけると、強く香るので、お風呂上りに男性と会う時には効果的なのかもしれません。

■ atelier cologne　「Vanille insensée」

[Notes]
Top: コリアンダー、セダー、ライム
Middle: ジャスミン、ベチバー、オークモス
Base: バニラ、オークウッド、アンバー

この香りはちょっと大人で華やかな場所に行く時に使います。特にお酒を飲む日にこれをつけていると、男性ウケ抜群です！お酒を飲んで体温が高くなると、どんどん甘くセクシーな香りに変化していきます。かなりの確率で男の人が近寄って嗅ぎに来る香水です（笑）ただ、シラフの時は普通に付けたつもりが、お酒を飲んでるうちに香りが強くなりすぎちゃって、自分が香りに酔ってしまうこともあるので要注意。また、食事をする場面ではミスマッチかも。

■ The Different Company 「Pure eve」

[Notes]
Top: アルデヒド
Middle: リネンフラワー、ミモザ、ホワイトローズ
Base: カリソン、ムスク、シダーウッド

この香水は5年ほど愛用している香水です。重すぎず、軽すぎず、でもしっとりと甘くて、美味しそうな香りがします。シンプルなようで複雑、ユニークな調香。カジュアルでもフォーマルでも色んなファッションにも合わせやすいです。

仕事以外で人に会う時はだいたいこの香水をつけているので、私を知っている人は私の匂い=この香りとイメージしてくれてて、初めて合う人には絶対いい匂いと言われるし、何の香水使っているかと聞かれます。男性からも時には女性からも(笑)モテる香りです。この香水をつけていると、結構な確率で私の香水の話になるのが、嬉しくて、やめられなくなってしまいました。

この4つの香水を「非モテ」と「モテ」に分類してみて、「非モテ」の方は自分がリラックスのためだったり、やる気を起こさせる、「自分のため」につけていることが多く、「モテ」の方は他人を意識してつけていることが多いことに気づきました。（もちろん自分が好きな香りということは前提として）

さらに「モテ」の方は、バニラやカリソン(南フランス・プロヴァンス地方の伝統的な焼き菓子でフルーツの砂糖漬けとアーモンドに、オレンジの花の水などを入れて練り合わせて焼いたもの)といった、甘くて美味しそうな香りが「モテる良い香り」の共通的であるということがわかります。

あと、個人の肌質や体臭と香水の相性もあるので一概には言えませんが、モテる良い香りがする香水は時間が経った時に「体温の匂い」がする気がするのです。しかも甘い香りの方が、高い体温の匂いがする。そういう香水はだいたいモテる！という自分ルールがあります。気のせいかもしれないですが、私は香水を選ぶ時、必ずそこを意識しています。もしかすると甘い香りには体温を上げ、香水をより魅力的に香らせる効果があるのでしょうか？あるいは人によって、香りは違えど、体温を高める効果のある香りがあるのかもしれない。

次回はこのことについて調べてみようと思います。