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COLUMN

香りと色彩・言葉の織りなすマリアージュ

2023.07.28

Scentpedia編集部

色、言葉、そして香りの結びつきについて、考察したことはありますか?

香水の液体色は、ほとんどが無色透明に近いものであることが多いです。
これには、衣服に付着した際に染みにならないようになどの必然的な理由があります。
そのため私たち消費者は、香水の入っている瓶やパッケージの「フォルム」や「色」を見て、中に入っている液体がどのような香りなのかを想像することになります。
そして以前紹介したコラムでお話しした、ピラミッドを用いた香調説明などによる「言葉」による情報がその想像を助けることになり得ます。

心理学では、多くの人の脳が印象をとらえる(つまり興味を持つきっかけとなる)のは約90%が「視覚」による情報からであり、その後の行動を決定するために必要な情報を得るためには主に「聴覚」が働くと言われていることを知っていますか?
香水の例に戻ると、「嗅覚」がその答え合わせをすることになります。

さて、視覚や聴覚(言葉)から得られる情報により想像した香りと、実際に嗅覚が経験する香りとの間に、もしギャップがあったらどうでしょうか。
何らかの違和感を感じ、不快に思うかもしれないし、時にはそのギャップを魅力と感じることもあるかもしれないです。
また、想像していた通りの香りだったら、どう感じるでしょうか。安心するでしょうか。それとも、当たり前に感じるでしょうか。

実はこの問いに正確な答えはないのですが、香水に限らず、商品開発ではこのような考察が常に重ねられ戦略が立てられているのです。
これは、規模を生活に落とし込むと、私たちが毎日着る服を選ぶのと同じことです。
今この時に、自分を取り巻く季節・環境・その日の気分や体調、デートの相手に与えたい印象など、ありとあらゆる情報を無意識に、または戦略として着ていく服を判断することでしょう。

それでは、一つの目安として香りから連想される一般的なイメージを下記に紹介します。(各自の経験に基づく個人差があるため、参考として)

・フローラル系の香り
薄い紫色・ピンク・ソフトトーン・柔らかい・丸みを帯びたシルエット

・柑橘系の香り
黄色・オレンジ色・黄緑色・ビタミンカラー・ブライトトーン・三角形・酸味・刺激

・爽やかな香り
ブルー・水色・寒色系・直線的・シンプル・聡明・スマート

・ウッディな香り
ベージュ・ブラウン・モスグリーン・ダルトーン・芯のある

・甘い香り
ピンク・有機的・ペールトーン・暖色系・ロリポップ・丸い

・無臭、または透明感のある香り
白・グレー・黒・モノトーン・静けさ

普段私たちが、服やカバンやアクセサリーを選ぶように香りを味方にすることで、今日からはあなたの魅力やビジネスの一つに、「色」や「言葉」とともに「香り」の力をさらに役立ててみてはどうでしょうか。

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