－西ノ宮さんはブルーベル・ジャパンに入社してどれくらいが経ちますか。

西ノ宮 亜紀さん（以下、西ノ宮）：もうすぐ丸三年になります。渋谷ヒカリエで勤務した後に、現在の小田急百貨店新宿店に異動しました。

－近頃はどのようなお客様が多く来店されますか。

西ノ宮：20代のお客様が増えていますが、基本的には30代から40代の女性のお客様が多いです。あとは新宿ということもあり、仕事帰りの方や、海外からいらっしゃるお客様も多いですね。新宿店では2月のリニューアルを機に、コスメブランドが集う一角にお店が移動したので、コスメを見にいらした20代の方が立ち寄ってくださることが増えました。

－店舗で人気のフレグランスは何でしょうか。

西ノ宮：すっきりとした爽やかな香りを好まれる方が多いので、ペンハリガン「ルナ オードトワレ」や、「ブルガリ モンジャスミンノワール オー エキスキーズ オードトワレ」、若い方には「ティファニー オードパルファム」や、「ミュウミュウ ロー ロゼ オードトワレ」が人気です。

－西ノ宮さんが、接客において意識していることや工夫しているところを教えてください。

西ノ宮：固すぎず、とは言えフレンドリーすぎないくらいの温度感で、話しやすいお姉さんのような雰囲気を意識して接客をしています。日常会話を交えたりしてコミュニケーションを増やし、できる限り早く打ち解けて頂けるようにします。

－近頃のお客様の思考の変化や、フレグランス上級者の方が注目している香水はありますか。

西ノ宮：小田急百貨店 新宿店のみならず、レディースの香りを好む男性の方・メンズの香りを好む女性の方が増えてきています。同じ香りをカップルでシェアしたり、ユニセックス調の香りも、広く一般的に好まれるようになってきていますね。

－今回のテーマが「レイヤリング」についてですが、三ノ宮さんご自身でもレイヤリングというまとい方を日頃から取り入れていますか。

西ノ宮：あまり意識せず、自然に取り入れていますね。例えば自宅ではペンハリガンの「オーパス 1870」のバス&シャワージェルをバスタイムに使って、オードトワレを寝る前に足元につけると布団をかけた時に香りでリラックスするんです。朝はフレッシュに、「ティファニー オードパルファム」とボディローションを組み合わせています。レイヤリングをすることで香りの持続時間も長くなり、香りに立体感が出て、まろやかに香ります。

－レイヤリングと言うと違った香りを重ねることに難しく感じる方も多いと思いますが、コツやポイントはありますか。

西ノ宮：まずはシャワージェルやボディローションなどをボディケアとして取り入れてみるのがいいと思います。一日一緒に過ごす香りを選んで、そこに気分に合わせて同じ香りのラインにあるフレグランスをプラスしていけば、香りを重ねることに慣れていくのではないでしょうか。

－つける場所としては、同じ場所に重ね付けするようにまとうのでしょうか。それぞれつける場所を変えることで香りの印象が変わる、などのテクニックがあれば教えてください。

西ノ宮：ボディローション＋フレグランスの場合は、体全体にボディローションを馴染ませ、上半身に使う時は軽くふんわりとフレグランスをワンプッシュすると、柔らかな印象ながらも、しっかりと香りが楽しめます。

－ブランドをまたいでのレイヤリングについては特に、“完成した１つのフレグランス”として、香りを重ねない方がいいのでしょうか。

西ノ宮：香りの系統や特徴をしっかりと把握して、近い系統のものであれば失敗もしにくいので、自由に重ねても良いと思います。例えば、個人的にはレディースフレグランスの「ジミーチュウ イリシット オードパルファム」とメンズフレグランスの「ブルガリ マン イン ブラック オードパルファム」を左腕と右腕に分けてつけてみるなど、違うブランドでも、色々と試してみて新たな発見を楽しんでいます。

－レイヤリングとしてオススメのフレグランスを教えてください。

ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ オード パルファム」×「ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ ヘアミスト

「グッチ ブルーム オードパルファム」×「グッチ ブルーム ヘアミスト」

「クリーン リザーブ ウォーム コットン」×「クリーン リザーブ レイン」共にオードパルファム

「クリーン リザーブ テラウッズ」×「クリーン リザーブ スウェードウード」共にオードパルファム

西ノ宮さんが勤務するラトリエ デ パルファム小田急百貨店 新宿店