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これからの季節、ギフトにぴったりなアスティエ・ド・ヴィラットのオーデコロン

2018.03.15

Scentpedia編集部
© Sophie Delaporte

家具やオブジェのデザイナーであるイヴァン・ペリコーリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットが1996年に創業した「Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)」が展開する、フレグランスアイテムに注目したい。アスティエ・ド・ヴィラットのオーデコロンは、コロンの起源である、中世に生み出されたアクア・アドミラビリスを尊重したシトラスノートを基調に、爽やかでアロマティックなシアージュ(残り香)を漂わせる。コロンの本質を捉え、水と香料によって作られるフレグランスは、日本の香料メーカーである高砂香料のパフューマー フランソワーズ・キャロンとフィルメニッヒのパフューマー クリストフ・レイノーが手掛ける。朝から夜まで、どのシーンにも馴染み、飽きのこないシンプルな処方ながらも印象を残す香りは、まさに唯一無二のフレグランス。全7種のコレクションとなっている。

「スプラッシュ・オランジュ・アメール」爽やかな旋風がもたらすのは、ブラジルのビターオレンジピールを基調に、カラブリアのベルモット樹の葉と小枝、香りの世界ではプレミアムな原材料によって紡がれる。このウルトラモダンなコロンは、ピリっとしたスパイシーノートが徐々に夢中になる魅力を放つ。

「グラン・シャレ」スイスの高地にある画家バルテュスのグラン・シャレ、そのアトリエに影を落とす樹齢数百年の菩提樹は今、開花を迎えている。アーティストと、彼が愛した香りにオマージュを捧げ、蜂蜜やミルク、軽いレモンの甘美な香りを含ませた。ラストノートは、ほのかに残るブロンドウッドとバニラ。

「エリクス・デュ・フレー」野草と薬草がもたらす、信じられないような香りの感覚。熱っぽくウッディーなアロマに、グローブとヨモギが凝縮されたスパイシーなエッセンス、ラバンディンとプチグレンの爽やかなノート。この秘薬の配合は、活力を与えてくれる昔年のレシピにインスパイアされた。ラストノートは、草木の香りが柔らかく肌に残る。

「オー・フュガス」シトラス、味わい深いオレンジ、エレガントで香り高いベルモットと、グリーンなアクセントを持つレモンのカクテルの、鋭さと優雅さの融合。クリーンな太陽を思わせるハーブとパチョリの芳しいノートが、肌の上で徐々に魅力を増しながら香り立つ。

「オー・シック」ホワイトフラワーとイランイラン、クラッシュしたローズ、神秘的なチュベローズの精緻なバランス。繊細でありながら、強烈な爽やかさはローズマリー、バジル、タイム、プチグレン、ラベンダーによってもたらされる。

「オー・デ・コロン アスティエ・ド・ヴィラット」フランクでダイレクトな、病みつきになるこのコロンは、朝の目覚めの波動のよう。噴き上がるヴァーベナ、ラベンダー、ローズマリー、バジルの息吹に、軽やかな花々のノート。ひとすじの安息香が、足の長い爽やかさを支える。

価格は、アスティエ・ド・ヴィラット オーデコロン 各 50ml 13,200円 、150ml 20,200円、900ml 50,000円(全て税別)。現在購入可能な店舗は、伊勢丹新宿店本館1Fフレグランスコーナー、ARTS&SCIENCE 青山、ARTS&SCIENCE 京都、H.P.DECO、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店、Antelopeとなっている。


問い合わせ先/アイビシトレーディング 078-581-2482

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