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香水の呼び方の種類 -TPOに合った香りの強さ-

2019.12.09

Scentpedia編集部
香水の呼び方の違いって?

香水には、「パルファム」「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」など、呼び方にいくつかの種類があります。これらは香料濃度の違いによって分類されますが、日本では一般的にこれらを総称して「香水」と呼ぶことが多いです。

香水を選ぶ際には、香りの種類だけでなく香りの強さ、および濃度の種類も重要になってきます。TPOに合わせた濃度の香水を選ぶことで、周囲に与える印象もぐっと良くなりますよ。
また香りの持続時間にも差が出るので、付け直す頻度の目安にもなります。

それぞれの呼び方の特徴と説明

現在、日本の薬事法ではこれらの呼称に関する明確な規定がないため、メーカーによって多少の違いが生じることもありますが、おおよその分類を濃度の濃いものから順に紹介していきたいと思います。


パルファン 

濃度:15~20% 持続時間:5~7時間程度。
香水の中でも一番濃度が高いのがパルファンです。少量でも十分に香りますので、つけるシーンとつけ方には注意が必要です。外国では主流ですが、日本だと少々香りの強い方、といった印象を持たれがちです。 普段使いというよりは、パーティーや結婚式などの祭典での使用がおすすめです。


オードパルファン、オードパルファム、パルファンドトワレ

濃度:10~15%、持続時間:5時間程度 。
パルファンよりは濃度が低いですが、比較的香りをしっかり感じやすいため、プライベートでの使用がおすすめです。人混みや、籠もった室内などでは少し懸念されてしまうこともあるでしょう。
持続時間はパルファンと大きな差はありませんが、濃度の低さから価格も低く設定されているものが多いです。


オードトワレ、オーデトワレ

濃度:5~10% 持続時間:3~4時間。
このあたりが日本ではオーソドックスな香水といえるでしょう。ふんわり香るので、比較的TPOを選ばずに使いやすい種類です。ビジネスシーンで取り入れたい場合にも一番ベストな種類です。持続時間が短めなので、数時間おきに付け直すと良いでしょう。

オーデコロン 

濃度:2~5% 持続時間:1~2時間程度。
香り方はとても軽く、さわやかな印象を与えます。気分をリフレッシュしたい時や、シャワーを浴びる時間がない時などにもおすすめです。 ジメジメした梅雨の時期や汗をかきやすい夏場でも気兼ねなく使いやすいでしょう。つけすぎてしまっても香りがきつくなりにくいので、香水初心者の方でも使いやすい種類です。


最後に

それぞれの呼び方によって香りの強さ・濃度、持続時間に差があることがわかりました。お気に入りの香りを、TPOによっていくつか使い分けしてみてもいいかもしれませんね。
また、香水は自分自身の体臭や、体温によって香り方に違いが生じる場合があります。新しい香水を身に纏う際には、最初は少量で香り方を確認するのがおすすめです。

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