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COLUMN

モテと香りN°7
モテるだけの女と幸せな女

2017.06.16

Scentpedia編集部

モテるだけの女と幸せな女の違い

前回まで ”モテる”を題材にお話してきましたが、今日は少し脱線して、モテた後のお話し。
最近思うのが、モテる女の人が必ずしも幸せを掴むというわけではないということ。もちろんモテる人ほど、イイ男性と遊べる機会も多いし、好条件の男性と知り合える確率も高いと思います。
だけど年齢を重ねる毎にそれだけが幸せとは限らないと思い知るのです。
女性にとっての幸せは、自分が好きな人にずっと愛されること。いくら素敵な男性と知り合い、付き合えたとしても、毎日ケンカばかりしていたり、関係がすぐ終わってしまったら、あまり幸せには見えませんよね?

では、「その場限りのモテ女」と「幸せをゲットするモテ女」の違いは何なのか?
もちろん、幸せになるためには、まずは素敵な人と出会わないといけません。だから第一ステップとして、「モテる」ことは大切です!
しかし最も大切なのは、その人に『長く愛してもらうこと』だと思います。

これは私の個人的な統計なのですが、付き合った人と長続きしている人は、その人と付き合うまでと付き合ってからの香水が違うことが多いです。特に同棲してからも関係が上手く続く人はその確率が高くなる。逆にずっと同じ香水の人は割と早めに別れる、もしくは別れはしないけど、ケンカが多く、結果別れる。

もちろん男女の相性の問題もあります。
ただ、長続きするちょっとした秘訣として、今日紹介する香りの使い分けを
覚えておくといいと思います!

実は前回紹介した恋愛物質「PEA」ともう一つ、恋愛において大事な「βエンドルフィン」というホルモンがあります。PEAは前回紹介した通り、恋に落ちた時に出るホルモンです。
β-エンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれ、モルヒネなどの麻薬に似た効果を発揮する脳内に自然状態で分布するホルモンです。
これは快感や幸福感をもたらしてくれます。

恋愛の情動は肉欲→心酔→愛着という順に変化していくと言われています。
要するに、PEAの分泌(心酔)が消えた時点で、冷めるか存続するかが決まります。これが消えても関係が続く場合は、今度はβ-エンドルフィンという脳内物質が出て、安らぎや信頼、癒しを感じるようになり、「愛着」という段階に入ります。
これは関係を定着させ、子育てし、子孫繁栄させるための脳の仕組みだそうです。
恋愛の最初の頃のドキドキ感が薄れていくとPEA分泌が減少し、
代わりにβ-エンドルフィンの分泌がアップします。
その結果、一緒にいるだけで気分が落ち着く「安らぎ」といった快感から
自分にはこの人しかいない!という感覚になっていくのです。

PEAを増やす香りはナッツやチョコレート、赤ワイン等比較的に
甘くておいしそうな香りが多いのに比べて、
β-エンドルフィンを多く分泌する香りには、ローズ、ジャスミン、ネロリ、
イランイラン、サンダルウッド、パチュリ等植物系の香りが多いです。

つまり、男の人を落とすまでは甘い香りはかなり有効ですが、
付き合ってからもその香りばかりつけていると男の人が浮気をする可能性が高いそうです。それは男性に肉欲→心酔を感じさせる香りだから。

ある程度関係が落ち着いてきたら、普段はβ-エンドルフィンの分泌を高める、
アロマティックな香りにして、男性を安心させてあげて下さい。
そして特別な日にだけ、PEAの分泌を高めるあま〜い香りをつけて!
これでマンネリ化を防ぎつつ、関係を長く続けられるはずです!

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