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COLUMN

Essence N°1
レモンとライム

2017.05.15

Scentpedia編集部

こんにちは。Scentpedia編集部です。

この「Essence」のコーナーでは、香り、香料について、香水の処方の中でのそれぞれの役割についてをお伝えしていきます。

今日のテーマは「レモンとライム」。香りを学ぶ上で、必ず!最初に出てくるグループが「柑橘系」の香りです。柑橘系は、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ユズなど、誰もが食したことのある原料がほとんど。果皮をむいた時に広がる、キリッとした酸味のある香りは、誰もが想像しやすいですよね。


そんな柑橘系の代表が、「レモン」。レモンに姿・形がそっくりなもので「ライム」がありますが、違いは何でしょう?

一言で言うと、「汎用性」です。
例えば、レモン水はよくありますが、ライム水ってあまり聞いたことがないですよね?レモンは和食、洋食問わず、どのような料理にも登場する食材です。お皿に添えられているレモンを絞ると、味に締まりが加わって油っこさも抑えられますよね。レストランのお水にレモンが入っているのも、お馴染みではないでしょうか。

対してライムは、メキシコ料理や飲み物で使われることが多く、コロナビールに絞ったり、カクテルには欠かせません。

しかし、レモンほど汎用性は高くないのは、ライムに独特の苦味と香りがあるためです。爽やかな香り付けはできるけど、少し苦味や青っぽい香りが気になる・・・というのが皆さんもお持ちの印象ではないでしょうか。

カクテルやビールにライムが合うのは、お酒特有の苦味とライムの苦味がマッチするため。ライムの特有の香りが、ぴったりと合う料理と組み合わせることで、とても爽やかな香りを放ち、料理をより魅力的にします。

香水も同じで、レモンは様々な香水に使用されています。それは料理と同じで、レモンの香りの汎用性が高いためです。(香水作りで最も汎用性が高いシトラス系香料は、ベルガモットなのですが、それはまた次回、お話します)



レモンはキリッと鋭い酸味が特徴の香料。香水の処方に加えると、まず最初に爽やかなレモンの香り立ちを感じます。


ライムはレモンに比べて香水に使用する機会は少なく、やはりこの独特の芳香との組み合わせは、難しく捉えられることも少なくありません。しかし、コロナビールとカクテルのように、黄金の組み合わせを見つけると、何倍もの相乗効果を生み出し、とても良い香りになると考えられます。


レモンが入っている代表的な香水

■ オーデフルール セドラ / ゲラン
 レモンのアクセントが弾けて、どこまでもフレッシュ。軽やかで透明感のある香り。

■ オーダドリアン / アニックグタール
地中海を彷彿とさせるシチリア産レモンとグレープフルーツがスプラッシュしながら、上品な香りが続きます。

■ ライトブルー / ドルチェ&ガッバーナ
 洗練されたナチュラルな香り。フレッシュなレモンが清潔感を感じさせ、デリケートかつエレガントな香りへと変化していきます。

ライムが入っている代表的な香水

■ ライム バジル&マンダリン / ジョーマローン ロンドン
 爽やかなライムに、刺激的なバジルが加わったメンズライクな香り。

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