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COLUMN

【REPORT】
CITE JAPAN2017にて発表された機能性調合香料に注目!

2017.06.09

Scentpedia編集部

5月31日、Scentpedia編集部は、パシフィコ横浜にて行われた、CITE Japan2017 第八回化粧品産業技術展に行ってきました。

化粧品の原料メーカー、香料メーカーが多く出展しているなか、お目当てとしていたのは、フランス・グラースに本社を構える1850年創業の香料メーカー、ロベルテによる研究発表。


今回発表された香料は、機能性調合香料「ACTISCENT®(アクティセント)」。香りと、肌や髪への機能を併せ持つ、ダブルアクション調合香料なのです。


数多くの天然香料を扱うなかで、それらが持つ、肌や髪への有効な機能を見つけ出し、原料の持つ活用すべき成分に着目した研究開発プログラムを立ち上げ、世界の天然香料をリードするロベルテだからこそできる、300種以上の天然香料の研究を行ったというもの。

ACTISCENT®は、香料としてIFRA(国際香粧品香料教会)の安全基準に合わせて作られ、ほとんど自由な香調で作ることができるだけではなく、肌のハリや輝き、修復、保湿に加えて、髪の補強にも作用する、無限の可能性を秘めたものなのです。


どうしても天然由来の香料で、特別にケアできるような香粧品では、天然香料以外を混ぜられないとされがちだったところを、合成香料も天然香料と調合できるようになっているんです。

香りの幅を拡げる為にはもってこいの香料ですよね。

そしてカスタマーからのリクエストに合わせたケアに向けた処方、香りに対応できるというもの。
100%天然香料で調香することも可能であるとのことは、ナチュラルな製品なうえに、効果も謳える製品が、今よりもっと世に溢れることでしょうか。

単に香料を香りの為だけというより、機能性があがるように研究されてくるというのは現代的で、素晴らしい発展ですよね。


少し余談ですが、化粧品の「香り」の効果というものは、実は凄いもので、
「いい香りだな」という感覚を、脳で感じて使用していると、その化粧品がもたらす効果を何倍にも引き上げてくれるそうです。
香りが持つ力は、まだまだ知らないだけで、たくさんありそうですよね。

皆さんも是非、心地良さを感じる香りの化粧品を選んでみてはいかがでしょうか。

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