Fragrance web Magazine

|セントペディア

Scentpedia

COLUMN

【UNRELEASED】
日本未上陸フレグランスvol.1

2017.06.23

Scentpedia編集部
(参照元 http://www.starckparfums.com/fr/)

【Unreleased】では、まだ日本未上陸のフレグランスを発掘し、世界中のフレグランスを、時にはちょっと珍しい国の?!ちょっと珍しいボトルの?!そんなものも紹介していけたらと思っています。

初回は3ブランドをご紹介。

バルセロナの実力派調香師が手掛ける「ROSENDO MATEU」
(参照元 http://www.olfactivexpressions.com/)

「ROSENDO MATEU」は、パフューマーであるROSENDO MATEUが、自身の名を冠したフレグランスブランド。
彼は40年に渡って、スペインの香水会社・プーチで務め、インターナショナルフレグランスの制作に携わった後、独立。
現在のところ、製品はフレグランスのみで、香水はナンバリングされ、1から5までの5種を揃えています。

N°1は、地中海の爽やかさや新鮮な春の空気の感覚からインスピレーションを受け、スペインやイタリア、クロアチア、ギリシャの海岸の特徴的な景観を思わせるもの。
ボディはジャスミン、ミュゲ、オレンジブロッサムやネロリなどの柔らかなホワイトフローラル。

「ROSENDO MATEU」
公式サイトには、それぞれの香りについても詳しく載っています。

パリの建築家フィリップ・スタルクが昨年ローンチしたフレグランス。
(参照元 http://www.starckparfums.com/fr/)

ピエール・カルダンのメゾンに入社し、アートディレクターとして、インテリアデザインやプロダクトデザインを担当。
退社後も、当時の仏大統領の依頼によって、大統領公邸やエリゼ宮の内装を担当し、デザイナーとして世界的に有名になった彼が創りだしたフレグランスコレクション。

しかしこれらは決してデザインプロジェクトではなく、彼の心や脳から来る個人的なプロジェクトとして、妻と一緒になって約2年間を費やした。
調香師であるダフネ・ブジェや、アニック・メナルド、ドミニク・ロピオンらに、自身のビジョンや、訪れた世界についてを話し、香りの成分やフレグランスについてを話すわけではなく、頭の中にあった言葉から、「香り」へと変化させたそう。

プロダクトデザインも手掛ける彼ならではのボトルデザインに、ついついボトル買いしてしまいそうなもの。
香りについても、今までになかった成分を作り、まだ名前もついていない無い状態で処方に加えており、全て「人間の肌」をテーマにしたラインアップ。第二弾も今年発表されるとのことです。

Stark Paris 公式ホームページ 
http://www.starckparfums.com/
オランダ・アムステルダムのブランド「Orto Parisi」

香りは全7種。
デザイナーであるOrto Parisiが、祖父との香りの思い出をそれぞれのフレグランスに昇華させています。
調香師は、アレッサンドロ・グアルティエーリ(Alessandro Gualtieri)。フェンディやディーゼル、ヴェルサーチなどの数々のインターナショナルフレグランスを手掛けていて、彼自身も「Nasomatto」というフレグランスブランドを立ち上げています。

香りは、ムスキーでシトラスの香り「Bergamask」や、ダークチョコレートが効いた、ウッディでスパイシーの香り「Boccanera」など、全てユニセックスのラインアップ。

(参照元 https://www.ortoparisi.com/shop/index.php)
「Orto Parisi」公式ホームページ
https://www.ortoparisi.com/

関連記事