1947年、革命的ニュールックでファッション史の新たな一幕を開いたフランスのクチュールメゾン。
 

クチュリエとしてだけでなく、パフューマーとしても才能を発揮したクリスチャン・ディオールが、最初のコレクションの発表に合わせてつくった香水「ミス　ディオール」は伝説の誕生とされている。

彼にとっての香水とは、クチュールドレスに施す”最後の仕上げ”であり、「私が美しく飾る女性ひとりひとりが、魅惑の香りを残していくように。」と語っている。
　その他の初期の作品としては、パフューマー であるエ ドモン ルドニッカによる「ディオラマ」、「ディオリシモ」、1966年に発売した偉大なる名香「オーソバージュ」など。
 

2006年からは、フランソワ・ドゥマシーがフレグランス・クリエイターを務め、最高級の原料を提供してくれる生産者と特別な関係を築いている。
こうした希少な原料こそが彼のクリエイションの源となり、60年以上経った今もなお、情熱的に伝統が受け継がれている。