Fragrance web Magazine

|セントペディア

Scentpedia

NEWS

バイレードの名前のない香水「アンネームド」がリエディションとして限定発売

2019.01.31

Scentpedia編集部

「バイレード(Byredo)」が、2016年に10周年を記念して発表した“名前のない香水”、「アンネームド」のリエディションを限定販売する。

名前も無い、説明も無い、空白のラベル。香りから連想されるストーリーを自らが選んだ言葉で綴るという本作。香水ボトルと同梱されたオリジナルフォントのレタリングセットを使えば、あらゆる文字の組み合わせがラベルに印字できる。「イニシャル」 「ファーストネーム」「ラッキーナンバー」「地名」「時刻」など、想像を自由に掻き立ててそれぞれの感性で香りをポエムに綴るという提案だ。

ピンクペッパーのスパイシーでフルーティーな香り、ジンの爽快な香り、森の暗がりに咲くビオラと苔のブランケットに囲まれたアイリスルートの優しい香り、空に向かって悠然とそびえ立つパインツリーの暖かみある香り、松脂のビターな香り。アメリカの広大な自然を連想させるバルサムモミのセンシュアルな香りなど、様々な解釈をしながら、どう香りを感じるかはその人次第だという。

バイレードのファウンダーでクリエイティブディレクター、ベン・ゴーラム(Ben Gorham)は、「バイレードの香水の名前は、その香りの起源を示唆するものです。香水とは“主観の産物”であり、香水のボトルに刻まれた言葉は時に調香師に閃きを促し、また時に身につける人の記憶を呼び起こします。香水の栓を開ける前から、既に香りの体験は始まっているのです。バイレードの香水の愛用者が、それぞれ全く異なった解釈で香りを捉えていることは大変興味深い事実です」とコメントする。

「アンネームド」オードパルファンは1月31日からバイレード販売代理店及び、Byredo.comにて購入可能だ。価格は、100ml 30,000円(税別)。

関連記事