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旅先でも香りを楽しみたい。旅の思い出を刻む素敵なフレグランス特集

2018.04.27

Scentpedia編集部

ブルーベル・ジャパン独自の資格パルファム ソムリエール。今日は大丸東京店に勤めるパルファム ソムリエール 平原 明日香さんに、旅先で楽しめるフレグランスについて話を伺うことができた。香りは記憶に直結することから、自分にとっても、一緒に旅をする相手にとっても、思い出づくりの材料として大切にしたい。パルファム ソムリエールがおすすめする、旅先にぴったりなフレグランス特集は見逃せない。

−気温が上がり、春休みの期間も都心には旅行者で人が溢れていましたが、大丸東京店でもお客様の変化はありましたか。


平原 明日香さん(以下、平原):そうですね。お花見の帰りに来店される方や、新卒の社会人の方が多かったです。社会人になって、初めて香水を買われるお客様も多くみられました。あとは普段あまり目にしないフレグランスや、人とは違った特別な香りを求める方が多く、メゾンフレグランスが人気でした。ファッションフレグランスとは価格帯が違い、高価なので売上にも繋がっています。


−メゾンフレグランスだと、どのようなブランドが人気でしょうか。


平原:今よく動いているのは、メゾン フランシス クルジャンです。ファーストフレグランスとしてもまといやすく、柔らかい香りなので、ビジネスなどのシーンにも活躍しますし、職種問わず人気のブランドです。


−その他にビジネス向けのフレグランスでおすすめはありますか。


平原:ブルガリ「オムニア クリスタリン オードトワレ」や、「クロエ オードトワレ」おすすめしています。暖かくなってくると、汗の匂いが気になるなどというお悩みから、何かフレグランスを使ってみようという方が増える時期ですね。


−大丸東京店では、普段どのような客層の方が多いのでしょうか。

平原:東京駅が近いということもあって、観光でいらっしゃる遠方のお客様が多いですね。20代~40代くらいの女性のお客様がメインです。男性の方ですと、ビジネスシーンの香りを選ばれる方が多いですね。

-そのような客層の方達に見合った香水のご紹介の仕方や、興味を持って頂けるフレグランスの お話はどのように工夫されていますか。


平原:やはりブランドの世界観を知ってもらいたいと思うので、香りのイメージや背景を伝えて行きます。ストーリーがあると、その場所に行ったときのような感覚になれるので、非常に重要だと感じています。


−他店とは違った、大丸東京店の特徴があれば教えてください。


平原:近隣で勤務されているOLさんが、自分用のフレグランスを選びに来てくださったり、知人へのギフトを購入しにきてくださる男性の方など、休憩時間にお財布1つでお店に来てくださるのが特徴的だと思います。あまり時間がない中でも、ご紹介しながら軽くお話して香りを選んでくださります。


−ここ最近で注目が高まっているフレグランスはありますか。


平原:ミュウミュウのフレグランスは年齢問わず人気ですね。ボトルのデザインも目を引くので、ミュウミュウのフレグランスを全部揃えたい、という方もいらっしゃいます、ウェブのニュースやインスタグラムを見て来られる方や、お問い合わせも多かったです。あとは「ティファニー オードパルファム」や、今月発売したばかりのブルガリ「オムニア ピンク サファイヤ オードトワレ」も注目が高まっています。


−4月から5月にかけての時期に発売されるフレグランスはどのようなものでしょうか。


平原:これからサマーフレグランスの発売が多くなる時期なので、軽いトーンのフレグランス、フレッシュな香りなどは、ファーストフレグランスとしても選びやすいと思います。普段香水を使わない方には、足首などに香りをまとうことをお勧めしています。


−この時期に取り入れるのにふさわしい香調はどのようなものでしょうか。


平原:お花が咲く時期でもあるスズランの香りはとてもおすすめです。朝の時間にもつけやすく、清潔感のある優しいフローラルです。お昼頃からまとう香りとしては、愛され女子の要素があるローズの香りも素敵ですね。


−今回のテーマが、「旅と香り」ということで、旅行に行く際にとっておきのフレグランスをご紹介ください。


リゾートなどの自然を感じるの旅にぴったりなフレグランス

メゾン フランシス クルジャン 「アクア セレスティア オードトワレ」(写真左)

天空の水をイメージしたフレグランスで、クールダウンしてくれるようなクールミントの香りが際立つみずみずしい香りです。清々しい印象を与えて、リゾート地にもぴったりです。アクア セレスティアの香りは、水をイメージした香水の中でも他にないような印象を与える特別なフレグランスです。

クリード「クリード オードパルファム ベチバー」(写真右)

森林浴のように、空気を吸い込んだときのような穏やかさのあるゆったりとした香りです。時間が経っても甘くならないとも特徴です。のびのびとした心地よさは、旅行先でゆっくりする際にはとてもおすすめのフレグランスです。

ショッピングや観光を楽しむ旅にぴったりなフレグランス

ボンド・ナンバーナイン「マディソン アベニュー オードパルファム」(写真左)

ニューヨークの各エリアを香りで表現しているブランドなのですが、こちらは高級ショッピング街のマディソン アベニューを表す香りです。ボトルデザインもオーダーメイド感にこだわっていて、高揚感のある甘い香りが引き立ち、ショッピングの気分を高めるフレグランスです。

クリード「クリード オードパルファム ロイヤル メイフェア」(写真右)


クリードの三代目調香師が、ウィンザー公爵のために作った香りです。こちらもロンドンの中でも高級住宅地として知られるメイフェアのイメージを表現していて、ファッションを先取るウィンザー公爵にオマージュを捧げた香りということもあり、華やかで壮麗な香りです。時間が経つにつれてクリアで、素膚に馴染んで行く変化がとても素敵です。

オムニア シリーズのジュエル・チャーム

ブルガリのオムニアシリーズから展開しているジュエル・チャームは、持ち運びしやすいサイズで旅先にぴったりです。それぞれ1つのお花とカラーストーンをメインにしているフレグランスなので、ラインアップからお気に入りの香りを選ぶことができます。「オムニア コーラル」は、ザクロなどの赤い香料をメインに使っているので、元気をチャージするようなパワーがあります。「オムニア パライバ」は、パッションフルーツやパッションフラワーを使った、大人の女性にもおすすめなフルーティーな香りで、4月に発売された「オムニア ピンク サファイヤ」は、ピンク フランジ パニの香りがロマンティックに香り、若い世代の方にとても人気です。


平原さんが勤務するラトリエ デ パルファム 大丸東京店

ブルーベル・ジャパンが取り扱う6つのメゾンフレグランスに加えて、ミュウミュウやクロエ、ブルガリなどのファッションフレグランスまで幅広く取り扱うフレグランスショップ、優美で心地の良い雰囲気と、パーソナルなサービスで香り選びを楽しむことができる。

〒100-6701 東京都千代田区丸の内 1-9-1 大丸東京店2F

問い合わせ先/ブルーベル・ジャパン 0120-005-130(受付時間10:00〜16:00)

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