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国内最大級のラインアップで90種にものぼるゲランの香りを堪能できるGINZA SIX店。本能に問いかけて選び抜かれる本格コンサルテーションを試したい!

2017.12.11

Scentpedia編集部
国内ではGINZA SIXのみの取り扱いとなるカラービーボトル

来年で190周年を迎える、パリの老舗フレグランスメゾン「ゲラン(Guerlain)」。今年4月にオープンした国内二店舗目となるGINZA SIXの旗艦店では、国内最大級のラインアップを取り揃え、2016年に誕生したカラービーボトルが国内で唯一揃っている。特別なトレーニングを受けたフレグランス スペシャリストによるコンサルテーションが無料で受けることができる。

ゲランのフレグランス スペシャリストは、日本に現在9名しかいないという、とても貴重な存在。ビューティーアドバイザーとしての勤務を2年経て、やっと特別なトレーニングを受ける資格を取得できる。そこからさらにフレグランスを追求したのがフレグランス スペシャリスト。GINZA SIX店では大原 裕子によって90種にものぼる香りから3種のフレグランスが導き出される。その方法は、まず4つのイメージボードから好き・嫌いな香りのタイプについてを確認していく。そこには森のイメージ、花、バニラ、柑橘などの様々な写真をみながら、会話を交わし、それぞれの香りにどういったイメージを持っているかを話していく。

あらかじめ香りがついた陶器を使って、コンサルテーションを進めていく

その後は、実際に鼻で様々な香りを試していくのだが、一切の先入観を持たないように、香り以外の情報がない状態で進められ、二種の香りを比べてどっちが好きか、その香りに対してどう思うか、を繰り返し伝える。香りに普段から馴染みがなく、わからない場合は、「なにも思わない・わからない」等の回答でもOK。感じたままに言葉にすることが重要で、嫌い・気分じゃない、などの答えでもいいのだ。そうして繰り返していくなかで交わす会話も踏まえて、ようやく3つの香りが登場。まだボトルを見ないでくださいね、とムエットだけを渡されて試香。

香りをみてみると、今の“気分”と“好き”を察知している3つの香り!筆者の場合はトーンが近い香り達でありながら、それぞれの構成は大きく違っていて、1日の中で使い分けたくなるようなフレグランスが揃っていた。「グルマン系の香りも好きだけど、今の気分じゃないというような感じで、ホワイトムスクの香りがお好きだったので、それぞれムスクの香りが入っています。ジャスミンやチュベローズといった香りもお好きでしたが、何度も比べていくと、今の気分は繊細なお花の方が身に纏いたいのかな。というような感じでした。」と分析されていたのだが、全くその通りである。調香師に好きな香りを伝えて、3つのフレグランスを仕立ててもらったような、ちょっと非日常的な体験ができるのは、香りの種類が多く揃うGINZA SIX店ならでは。香り選びに悩むあなたにも、自分がどんな香りが好きか知っておきたい人にも、“あなたの人生に寄り添う特別な香り”を提供するメゾン「ゲラン」のフレグランス コンサルテーションをおすすめしたい。


1828年、フレグランスメゾンとしてパリに誕生して以来、2世紀にわたり美しさの追求を貫いてきたゲランの国内2号店目の旗艦店。

フレグランスボトルへの刻印サービスを行っており、購入した方には好きなメッセージや記念日、名入れができるようになっている。一部の香水瓶をのぞいて、ほとんどの種類に対応していることから、誕生日や記念日のギフトにも選びやすい。

住所: 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX B1F


問い合わせ先/ゲラン 0120-140-677

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