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ライフスタイルブランド「HENZA LOS ANGELES」のパフュームを徹底解析!

2017.05.22

Scentpedia編集部



「HENZA LOS ANGELES」は、平安座レナが2016年に発表したライフスタイルブランド。LAのカルチャーを主軸として、シンプルでナチュラル、そして自立した女性の真の美しさを追い求める。

そんな「HENZA LOS ANGELES」が、ブランドデビューに合わせて、二種のパルファムを発売。香りもファッションの一部として、スタイリングの仕上げに加えて欲しい。というこだわりから彼女が調香師と共に、何度も改良を繰り返し、創り上げた。今回は、そのパルファムの香りを徹底的に解析したい。

「ROSE QUARTZ」


ロサンゼルスのダウンタウン、鮮やかな色が広がるフラワーディストリクト。


トップノートに来る香りは、レモン。しかしファーストインプレッションは単純な爽快さではない。ドライダウンの状態を思わせるように、サンダルウッドの香りにイランイランがふわっと寄り添う。

女性らしいフローラルの香りに、ウッディでセンシュアルなアンバーの香りが引き締め、甘さの奥に知性を感じさせる。

複雑な組み合わせでありながら、調和がとれている。ローズの主張は、儚げな風合いを残しつつも芯強い。

まさに自立した女性をイメージさせる香りである。

「NOSTALGIA BLUE」

ロサンゼルスの街を東へ走ると現れる、砂漠の街 パームスプリングス、遠い異国の風景。


ノスタルジックブルーから喚起させるよう、トップノートには、クローブがスパイシーに香る。

サンダルウッドやベチバーのドライなニュアンスにユーカリプタスがアロマティックに、フランキンセンスはスモーキーに印象づける。

香り立ちもしっかりしていて、それぞれの強い個性をまとめあげた構成は、ユニセックスで使える香水に仕上がっている。「ROSE QUARTZ」のようにイランイランやジャスミン、サンダルウッドは同じように含まれている2種のパルファムだが、全く違うアプローチの仕方で、どちらもフローラルの柔らかさに、しなやかさを感じさせる。


無駄な装飾を全て削ぎ落したボトルは、フランスから取り寄せ、パッケージには有機的なオリジナルグラフィックをあしらっている。

ブランドとして追い求める女性像が、素直に思い描かれたパフュームは、数少ない日本人調講師が処方を組んだ、他では味わえない香り。是非試してみては。

価格は、各 50ml 9,400円(共に税別)。

HENZA LOS ANGELES 公式ホームページ http://www.henza-losangeles.com

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